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気象の知識

気象衛星や気圧計などのなかった大昔の人々は、どうやって天気を予測していたのでしょうか。
やはり雲や風の様子を読み取って、次の天気を予測し、行動していたのでしょうか。
ここでは、そういったものの内のほんの一部と、こういう天気の時はこんなことが起こる…
といったテーマでご紹介します。

1.ピーカンでも雨が降る?

特に夏、昼間にはカラっと晴れていたのに日が暮れるとすぐに雨が降り出した…という経験、ありますよね。
そう、皆さんご存知の「夕立ち」です。夕立ちの元は入道雲、本名は「積乱雲」。
真夏に、地上で熱せられた大気が上空に立ち昇り、上空の冷たい大気と触れ合って雲を作ります。
そのあと、実際に雨が降り始める仕組みは、気象の専門家に解説して頂くとして、夏の午後、空を見上げてこの「入道雲」がもくもくとわいていたら、そのあとほぼ確実にザアーっと降ってきます。
キャンプ場のあるような山の中では、熱せられた大気が山の斜面を駆け昇り、平地よりも入道雲が発生しやすくなります。
「@@地方は晴れときどき曇り、午後はところによりにわか雨、山間部は雷雨…」という気象予報の時、空を見上げて入道雲がわいていたら、迷わず雨に対する備えを始めましょう。

2.天気は西からやって来る?

皆さんよくご存知の通り、地球の自転や大気の流れのの影響で、日本ではほとんどの天気は西から東にむけて順に変化していきます。
西の空に真っ黒な雨雲が広がってきたら、数時間のうちにほぼ確実に雨になります。
しかし、台風などで強い風が南から吹いているような場合は、いくら西の空を見ていてもダメです。
台風の進行方向によって天候が短時間のうちに大きく変化します。
(台風の中で無理やりファミリーキャンプを強行する必要もありません。さっさと撤収しましょう。)

低気圧と風向きの関係

台風とまではいかなくても、発達した低気圧が通過するような場合も、風向きからだいだいの低気圧の位置を知ることができます。
北緯何度、東経何度…ということではなく、今自分のいる場所から見てどちらの方角にいるか、ということです。
台風を含めた「低気圧」は、時計回りと反対の方向に回る空気の渦です。
南から風が吹いているのなら、低気圧は西にいます。東からの風ならば低気圧は南にいます。
風向きの変化で、低気圧が近づいているか遠ざかっているか、おおまかですが把握することができます。

3.遠くの雷様に注意!

カラっと晴れ上がった夏の午後、そういえば遠くのほうでゴロゴロと雷が鳴っているような…。
そんな時は要注意です。雷がどのあたりで鳴っているのか確かめましょう。
たとえ、自分達の近くに入道雲がなくても、少し離れた山のあたりに入道雲がいて、そこでゴロゴロ鳴っていたりピカピカ光っているようだったら、その場所が目の前を流れる川の上流である場合は、上流で大雨が降っている恐れがあります。
目の前の川がイッキに増水することもありうるのです。
こんなときは、川遊びを切り上げたほうが賢明です。

4.お山と雲の関係

雨がザンザン降っています。そんなときは近くの山の斜面を見てみましょう。
斜面は見えますか?、雲は斜面に張り付いていますか?、上空に立ち昇っていますか?
斜面が見えないほどの雨では、当分の間、天候が回復する見込みはありません。
雲が斜面に張り付いていて動かないなら、まだしばらく今の天候が続くでしょう。
山の斜面を雲が立ち昇ってゆくようなら、天候が回復する兆しです。もう少し待ってみましょう。

5.山から風が降りてきた

山のほうから、何となくひんやりとする風がさぁ~っと降りてきたら、天気が崩れる兆しです。
空の様子をよく観察し、可能ならばラジオなどで気象情報を入手して下さい。

6.ひつじ雲かいわし雲か、どっちだ?

天気が崩れる兆しといわれるひつじ雲、天気が回復する兆しといわれるいわし雲、どちらもよく似た形をしています。
ひつじ雲にも何種類もあって、小さなヤツは晴れの兆しで大きいのは雨…とかなんとか。
気象の専門家や余程慣れた人を除いて、これを見分けるのはなかなか難しいものです。
雲の形にあまりこだわらず、ラジオなどで気象情報をしっかりと聞くことをお薦めします